パステル色な日々

気ままに綴るブログ

転じてElm meetup Tokyo #4に参加してElmerたちと触れ合った

突然ですが転職しました。8月からFringe81という会社で働いています。で、Elmを使い始めました。

fringeneer.hatenablog.com

最近ようやくElmの入り口に立ったばかりですが、Elm meetup Tokyo #4について記事にしてみます。
セッションは全部で3つとLTがいくつかありました。場所は弊社Fringe81だったので自分は運営に徹していましたが所々で参加できました。

複雑化するUIにどう立ち向かうか

セッション2つ目は@arowM_さんの発表でした。 まず前提としてElmと他のAltJS言語との大きな違いについて ElmはWebフロントエンドをかんたんにすることが目的 だと語られていました。 言語としての完成度 (あれこれ構文が揃っているとか) を第一で考えているのではなくあくまで必要なら構文は用意するというのが言語的特徴らしいです。 実際、Elmは学習コストが少なく目立ったハマリポイントもあまりないような気がしてます。 加えて、直感的に書いてしまったところではElmコンパイラに度々指示を受けることもしばしばですが、実行時エラーは驚くほど少ないです。 ここで語られてた背景を情報ソースとともに教えてほしかったのですが残念ながら機会がありませんでした。 後大切なこととして、手段にこだわらず、目的にあった最適な方法を取るべし とおっしゃっていました。 Elmでアーキテクチャを考える時には簡単な舞台が用意されています。その舞台でどういう方法を取るかは課題によって変えることができると感じているのでガッチリハマった気がします。

次に話題はCSS関連の話に移ります。CSS ModuleはElmでも人気のトピックらしく懇親会でもレスポンシブルへの対応をどうやっているのかと言う感じの知見を求める声を聞きました。論点はCSSとどう付き合っていくかということが多かった気がします。 elm-cssstyle-elementsの良し悪しははっきりと別れていないみたいです。どちらにしてもelm-cssは一つの解決策ということで紹介されていた印象です。

複雑化するUIにどう立ち向かうか - Elmの思想に学ぶ現代的なWebフロントエンド開発手法

スライドもElmで作られています!

github.com

実プロダクションで使った話

セッション3つ目は@jshosomichiさんの発表でした。 Elmはいい先生になるという言葉の通りElmを使うことでElmから学ぶことが多かったと語っておられました。 思考に注力させてくれる事が多くなって、Elmの型定義からPure JSで例外にするべきパターンが見えてくると言っていたのが刺さりました。 まさに今自分は学んでいる途中なのですが、新しい視点を得られて明日からのコーディングの楽しみが増えるセッションでした。

speakerdeck.com

懇親会

なんと懇親会の出席率は100%でした。 様子はと言うと皆さん自分が考えているプロダクトの話やアイディアについての話、知見を求める話やElmの将来の話など多岐にわたっていた印象です。 話す内容が一つのトピックに集中しない感じがまだまだ発展途上のElmらしさでしょうか。

終わってみての感想

Elmはまだまだ日本では利用者が少ない言語です。 懇親会でも関数型プログラミングの基礎についてといった初学者向けの話はあまりなく、すでにHaskellやElixirを習得している方も多くいらっしゃいました。 JSerの方がいきなり入りにくい土壌ではないのでどんどん入ってきてほしいと思います。一つのムーブメントが起きてElmがもっと日本中で使われるようになり議論が活発化してElmの未来を大いに語れる日が来ると良いなあ。 これからもElmと付き合うことになると思うのでまたアウトプットしていこうと思います。ではノシ